この度、ご縁がございまして東京手仕事プロジェクトに参加させていただくことができました。
グラフィックデザイナーの鈴木康洋氏の協力のもと傘生地の産地である山梨の富士吉田市を中心とした郡内地域で作られる、400年以上の歴史を誇る甲州織の生産背景を生かしつつ、ジャガード織機の制約である14㎝の柄の中で、伝統図柄の自由度をあげ、2種類の図柄をダイナミックに配置できる方法を考案致しました。
Ramudaのアイコンであるストライプ柄に古来着物の吉祥文様として親しまれてきた「鶴」と「束熨斗」を掛け合わせたデザインに致しました。
鶴は「長寿」「生命力」などの意味合いがあります。また、つがいになると一生を添い遂げることから「夫婦円満の象徴」でもあります。中国では瑞鳥(ずいちょう)「めでたいことの前兆とされる鳥」として崇拝されてきました。
束熨斗は沢山の熨斗を束ねることから「人々からの祝福」「幸せを分かち合う」などの意味合いがあります。江戸時代より染織品としての文様として親しまれとり、当時の婚礼衣装として作られた「振袖 紅紋縮緬地束熨斗文様」は重要文化財となっております。
株式会社市原は、1946年に服飾総合雑貨製造・卸売業ろして創業致しました。創業当初は革製品(主にベルトやサスペンダーを中心)が主体でしたが、お客様の要望にお応えするため、数多くのその道を極めた職人とファッションに精通したスタッフが試行錯誤をして75年余り・・・
made in japan(日本製)にこだわり続け、そこに貫かれているのは職人の丁寧なモノづくりと色あせないファッション感覚です。
使う人の歳月にさりげなく寄り添い、人生の相棒のような逸品をお客様にお届けしたい。
そして傘職人が高齢化、減少していく中あえて東京のど真ん中にある日本橋茅場町に傘の自社工房を構え、あえて社員として職人を育成し、東京洋傘伝統工芸士7名の中の2名が在籍し、製造しております。
1本の洋傘が完成するまで、木型、ハンドル、生地、骨。
どれもこだわり選び抜いた一つ一つ表情の違う味わい深い逸品です。
職人×Ramudaスタッフ。
大切なお客様のライフスタイルに寄り添いたい、お届けしたい。そんな思いを込めてお作りしております。
傘を長く使っていただくため、骨は軽量で丈夫なはカーボンファイバーを使用。
骨関節部分で傘生地の擦れや破れを防止するために、骨と生地を直接触れさせないように、傘のダボ(関節部分)にあて布をします。
ロクロと骨を束ねる針金で指先を怪我しないように共生地で包み、縫い上げます。
しわがよりやすい口閉じを熟練された縫製技術でしわがよらないように露さきを取り付けます。
傘のハンドルは天然木にこだわり、レディースには寒竹、メンズにはアイアンウッド(鉄木)を使用致しました。
寒竹にはそれぞれの節目や焼き色があり、アイアンウッドは木の枝をそのまま曲げたものなので(多少の加工含む)枝の節や太さが異なり、一つとして同じものがないので自分だけのオリジナルとしてお楽しみ頂けます。ロクロ包み。持つ人を優しげに見せる生地も魅力のひとつ。オールシーズン対応のUVカット90%以上。
傘の防水加工とともにUV加工を施しUVカット率は90%以上。日傘としてもお使いいただけます。
ちょっとした目印ではありますが、今回は取り外し可能なアンブレラマーカーをお付け致しました。ハンドルにつけるのはもちろんずらしてお使いいただけるように輪っかの部分はレーヨンゴムを使用し江戸組み紐(くみひも)で飾り結びをお付け致しました。
あわじ結び(レディース)
両端を引っ張るとさらに固く結ばれることから、「末永く途切れないお付き合いを宜しくお願いします。」という願いが込められています。
傘の職人は日々丹精込めて一本一本傘を縫い上げ仕上げていきます。今回この商品プロジェクト支援のおかげで傘の素材、デザインにも参加ができ嬉しい限りです。華やかな幸せを呼ぶ吉祥文様の柄の生地を大切に扱い傘職人として心を込めて仕上げさせていただきました。
2018年に東京都の伝統工芸品に指定された【東京洋傘】は、明治時代から100年以上続く伝統的な手法で、生地の裁断から縫製、仕上げまでを伝統工芸士により一つ一つ手作業で作り上げられた傘です。伝統工芸士に認定された7人の職人の中の2人がRamudaに在籍し製造しております。
使用後は一晩陰干しをしてから収納していただくことをお勧めします。
生地 |
甲州織(ポリエステル100%)防水撥水UV加工 |
手元 | 寒竹(アンブレラマーカー付) |
親骨 | 60㎝カーボンファイバー |
中棒 | アルミ |
直径 | 105(㎝) |
全長 | 89(㎝) |
重量 | 325(g) |
製造 | 日本製 |
【傘の修理券について】
ICHIHARAでは、お選びいただいた傘を、お客様の人生にできるだけ長く寄り添う雨の日のパートナーでいられるよう、修理しながら快適に長くお使いいただけるよう「傘の修理券」をおつけしています。(1万円以上の傘をご購入のお客様)
利用STEP
STEP1
お修理品をお送りいただく前にまずは、お問い合わせメール(mail@ichihara-1946.com)までご一報をお願いいたしております。
① お名前 ② お電話番号 ③メールアドレス ④「修理内容」 ⑤「修理箇所の写真」
上記5点必須事項としてお忘れなくご明記ください。傘はパーツの種類が多いため、交換パーツの有無や修理可能な状態かを確認するための大切なステップとなります、ご協力をお願いいたします。
STEP2
お客様の傘が弊社に到着次第、修理代金のお見積りをさせていただき、お客様に確認のご連絡をいたします。
STEP3
修理に料金がかかる場合は修理料金と返送分送料、無料での範囲の場合は返送分送料を弊社へお振込みいただきます。
STEP4
修理進行
STEP5
修理完了後、お客様のご自宅へ傘をお届けいたします。
【注意点】
・修理券は骨折れ1か所、1回限りの無料修理となります。(修理¥3,000円相当、他の箇所にも対応いたします。)
・¥3,000を超えるお修理の場合は修理代金から¥3,000分を割引いたします。
・修理は¥3,000以下の場合は修理無料
・お戻しの送料は¥1,000-です。(無料修理、有料修理に関わらず)
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日本の職人がつくる世界最高品質を継承したいという想いから作られた、
創業75年、伝統工芸士が作る老舗高級傘ブランド「Ramuda」、
日本の職人がつくる最高品質のファッション小物「ICHIHARA」、
株式会社市原この2つのブランドを持つ1946年に創業された老舗の傘と服飾雑貨メーカーです。
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