Japanese Trad Style
ICHIHARで採用している傘生地は、日本全国の様々な伝統的な織物や帝人フロンティア(株)をはじめ、富士瓦斯紡績(株)などの高い紡績の技術を持つ日本企業が開発をした高機能繊維まで、傘の用途やデザインに合わせて様々なものを使用しています。
レクタス®はICHIHARAがRamudaの傘をブランドとしてつくり始めた当初から続く大人気シリーズで、蓮の葉構造を応用し、空気で水を弾きだして水玉にして雨水がコロコロと滑りすべり落ちていく素晴らしい撥水効果のある高機能繊維です。 雨が降っている時は気持ちが良いほど水玉が転がり落ち続け、傘を閉じた際にもサッと傘を降るだけで雨水が落ち置き場所や衣類を濡らしません。 お手入れ次第ではありますが、劣化が少なく美しい生地を保ち続けます。
絹のような美しい艶をもつもう一つの高機能繊維は「富士絹」。 富士瓦斯紡績株式会社が約1906年に開発した、まる艶シルクにような肌触りと艶を実現し、軽さも魅力です。 無地の生地一つとっても、艶感や機能も異なり一目見るだけでその「違い」を感じていただけることと思います。
甲州織は、江戸時代に発展し、独特の光沢や風合いで人々の心をとらえた甲斐絹(かいき)という高価な正絹の織物をルーツとしています。西陣織と並ぶほど伝統ある織物で織物の名産地として400年以上の歴史を誇る、山梨県富士吉田市で織られています。
西陣織と並ぶほどの伝統のある織物の産地です。 富士山麓から湧き出る伏流水で染色を施した細い糸を、高密度かつ均一に織り上げます。 経糸に双糸(撚り合わせた糸)・緯糸に単糸(一本の糸)を使用するのは、山梨の織物の特徴です。経糸を張る専門の職人がいるほど技術を必要とする甲州織は、実は一日に数メートルしか織ることのできない貴重な生地を傘に仕立てています。
光沢感のある奥深い色合いや、織模様で表現される柄などそのバリエーションは豊富で、Ramudaならではのデザインを実現するため、甲州織職人と傘のデザイナーで「より良いものを」と試行錯誤を繰り返し、美しい生地を糸から染色して作りあげていきます。 上品で重厚感のある手触りや汚れにくさも併せ持ち、現在も高い品質を誇ります。