古き良き時代に作られたVintageレクタス
市原の定番の傘生地、帝人のレクタス®︎。蓮の葉のように空気が水をはじき出す構造で、従来の織物をしのぐ撥水性と耐久性で、水玉がコロコロと弾き出されます。
そのVintage
市原でのレクタススタートは1980年代初頭ごろ。まさに昭和の時代です。
国内で製造され、生産数が増えるほど国内で製造するのは難しくなり、国内生産が最初に中止になったのは今から約15年ほど前・・・
2回目生産が始まり出したのは約10年ぐらい前です。
当初のレクタスは高密度で経糸、緯糸ともにかなり細い糸を束ねて織り上げ手触り感が良く独特の発色感があり雨さえ降れば撥水性に優れ市原の傘の中では群をぬく商品の位置づけを築き上げました。
その後工場閉鎖などあり新しく織られたレクタスは経糸の太さなどが変わり風合い、撥水性が多少の変化が見られたが依然として市原の代表作の位置を保ち続けています。
この度ご紹介するのは昭和の古き良き時代に作られた技術のたまもの。
そんな傘生地を使用した太鼓傘です。
しっかりとした自己メンテナンスをしていれば撥水性も長持ち致します。
※陰干し、傘のウォーミングアップ、傘は室内で保存してください。
カラーについて
BlueGlay（ブルーグレー）
表面の起毛により少しくすんだようなマットカラーが特徴のレクタス。微妙な色の表現で深いブルーに明るめのグレーを合わせてあります。
Blown（ブラウン）
ダーク過ぎず少し赤みの帯びたブラウン。ほっとするカラーとなっております。
Charcoal（炭黒）
表面の起毛により少しくすんだようなマットカラーが特徴のレクタス。限りなく黒に近いグレー。ほんの少しの抜け感が素敵です。
心に響く傘太鼓の音
アーチの浅いクラシックなシルエットで、傘を開いた時のシルエットがまるでコウモリの様に見えることから「コウモリ傘」と呼ばれています。
中棒は樫の幹と細身の鉄芯で、クラシカルで凛とした雰囲気を演出します。
傘をひらく時には、鼓膜を震わせる低い音、雨が傘に当たり弾むようなリズムで弾く音、それぞれ奏でる音はまるで太鼓の様。
傘を張る専業60年の「張り屋」だからこそ出来る、雨の日に鳴り響く傘太鼓の音色をどうぞお楽しみください。
大切に約40年弱使っている傘・・
弊社の傘職人、林康明が約40年使い続けている傘も併せてご紹介させていただきます。
かれこれ40年ほど前、営業であった林がお客様から修理を承ったこの折りたたみ傘。
「新しい傘を購入したので、修理品の傘は処分してください。」
まだ使えるのに、もったいないから修理しながら使おう。そんなひょんな出会いからかれこれ40年ものお付き合い。
物は大切に使ってあげれば持ち主の心にこたえてくれるはす。
今や人生の相棒となっております。
選べるハンドルでオリジナル傘に
5種類の天然木からお気に入りのハンドルをお選び下さい。それぞれの素材の特徴はハンドルセレクションへどうぞ。
