ハンドルカタログ

是非ご参照の上、お好みに合った手元をお選びください。
手元の素材により価格が異なりますので、ご注文の際は手元選択後の価格をご確認ください。

ヒッコリー

とても硬い材質のため、加工が難しい木材です。強度と衝撃吸収力に優れるため、スキー板やドラムスティックなどに使用されています。
イギリスの職人が、個体差を確かめながらそれぞれの個性に合うよう、ひとつひとつ丁寧に火であぶりながら加工します。あぶり具合でハンドルの色の個体差ができやすいことも大きな特徴です。

「経年変化について」
表面のニスが程よくなじみ、艶と深みを帯びた色へと変化します。手に吸い付くようなしっとりとした握り心地になります。

原産国 : 北米、カナダ

マラッカ

使い込むほど艶を増す藤のマラッカのハンドルは、傘に付けるとその良さが更に引き立つ最高級品で、ステッキなどにも使用されてきました。
イギリスとイタリアの職人が仕上げており、色の濃淡、斑紋の入っているものなどがあります。フラワーと言われる天然の斑紋があるものは木目と同じで個体の個性として好まれています。またこのフラワーは経年と共に色が濃くなり、全体的に飴色になり、経年変化を楽しめるハンドルといえます。

「経年変化について」
さっぱりとした握り心地から、使い込むほどに艶を増し、しっとりとした握りに。フラワーがあるものは斑紋がしっかりと出現し、全体的にコクのある飴色に変化してきます。

原産国 : マラッカ海峡近辺の東南アジア

アッシュ

衝撃に対する抵抗力が強いことから、運動用具材として使用され、別名タモとも呼ばれます。プロ野球のバットにも使用されていることで知られ、一つとして同じものがない天然木の魅力をそのまま仕上げたステッキやハンドルは、力強い木目の美しさや節、木が持つ元からの自然色そのものが個性的です。
皮をそのまま残した仕様の大変魅力的なハンドルです。

「経年変化について」
色は穏やかに変化していき、木目がはっきりしていきます。

イタリア製長傘用

イギリス製折り畳み傘用

原産国 : マラッカ海峡近辺の東南アジア

チェスナット

チェスナット(洋栗)はヨーロッパ原産の柔らかいつる性の植物で、若い時期に傷を入れて盛り上がった独特の節を作り、まるでぶどうの木の様に見せているのが特徴です。握りは節がゴツゴツとしてしっかりとした握り心地です。
製作工程にも特徴がありますが、見た目にも一つとして同じ形のものがなく、大変個性が際立つハンドルです。シンプルな傘に合わせても存在感をアップさせてくれる素材です。

「経年変化について」
表面に艶が出て、味わい深い表情に変化していきます。傷が目立ちにくく、美しいまま長くお使いいただけます。しかし自然の木のため、保管時の乾燥などにより”アゴ”と呼ばれるハンドルの曲がりが伸びてくる現象が出ることがあるため、湿度を避け、傘を下駄箱などにかけっぱなしにしないでください。
使わない時は、紐やバンドで縛って保管すると”アゴ”が出にくくなります。

お手入れをする点も含めて、エレガントで魅力的な素材です。

原産国 : ヨーロッパ圏

カエデ

密度が高く、強度があるため耐久性が良く、最もポピュラーな素材です。
個体差は少なく仕上がりが美しいのが特徴。赤茶色からこげ茶色まで、そのバリエーションは豊富です。

「経年変化について」
手にしっとりとなじむやさしい質感で、表面に艶が出て、塗りの色に深みが出てきます。
表面塗装が剥がれると中の白木が見えてしまうため、傷には注意が必要です。

原産国 : カナダ

椿

木目が美しく、手触りがしなやかな素材です。
しっとりとした手触りで、塗りによっても印象が変わる素材です。

「経年変化について」
色が少しづつ濃くなり、艶が出て手によく馴染みます。

原産国 : 関西

寒竹

寒竹は根竹とも言われ、竹の地中部にある地下茎を加工したものです。たけのこは晩秋から冬にかけて出るので、「寒竹」と呼ばれています。
昔から傘やステッキなどの手元に多く使用され、太さや節の数などで個体差が大きい素材です。節があるため滑りにくく、さっぱりとした握りとエレガントな見た目を叶えます。
関西の職人がひとつひとつ手で加工を行っています。

「経年変化について」
さっぱりとした質感から、徐々に飴色の艶がでてくる、育てるのが楽しみな素材です。

原産国 : 熊本、鹿児島、千葉

アイアンウッド

にぎりが良く堅牢なアイアンウッドは水に強く、木肌が滑らかなのが特徴です。
100年水に浸けても腐らないと言われる、耐久性と強度に優れた硬質木材です。
天然木の枝をひとつひとつ職人が手曲げをしているので、色や曲がりはひとつとして同じものが無いオリジナルです。

「経年変化について」
艶が出て、少しずつ飴色に変化していきます。

原産国 : インドネシア、マレーシア

インドネシアなどから長い姿のまま輸入し、職人によって厳選された素材のみがハンドルに使用されていて、その量は輸入の約半数です。傘ハンドルの中では硬い部類に入り、繊維が細かいので縦につまったスジ状の模様が爽やかな印象です。軽く折れにくい素材です。

「経年変化について」
表面に艶が出て、繊維の縦スジ模様が際立って見えるようになり趣のある表情が出てきます。しかし自然の木のため、保管時の乾燥などにより”アゴ”と呼ばれるハンドルの曲がりが伸びてくる現象が出ることがあるため、湿度を避け、傘を下駄箱などにかけっぱなしにしないでください。
使わない時は、紐やバンドで縛って保管すると”アゴ”が出にくくなります。

お手入れをする点も含めて、エレガントで魅力的な素材です。

原産国 : 東南アジア

エゴ

皮をそのまま付けたもの、皮を剥き、焼き目を入れたものや濃い茶色、薄茶に塗装したものや、など多様な種類のご用意がございます。自然木の枝を曲げ加工しているので、ハンドルの表面にシワやひび割れのようなものが生じている場合がございますが、これらは素材の特徴となりますのでご了承ください。

「経年変化について」
色味に深みが増し、飴色へと変化します。質感はマットから艶感が出て、手になじむ滑らかな握りになります。表面塗装が剥がれると中の白木が見えてしまうため、傷には注意が必要です。

原産国 : 本州に自生

黒文字

枝は高級楊枝や箸などに加工されています。自然木の枝を曲げ加工しているので、一つ一つ形状が異なります。現在は黒文字を傘のハンドルに加工できる職人が途絶えてしまったため、新たに作ることができません。そのため、傘ハンドルの中でも最も希少なものといえます。
味がある男っぽい雰囲気の黒文字ハンドルはシルエットの美しい傘に合わせていただくと素敵です。

弊社で保存している黒文字のハンドルも残りがわずかとなってきております。お早めにお問い合わせください。

原産国 : 京都、九州、四国

ドイツ製のチェリー材から作られるハンドルは皮がついた無垢な状態で曲げていきます。皮付きのしっとりとしたハンドルからは、まるで桜餅のようなアロマがあります。

「経年変化について」
デリケートな自然木のため、保存場所の気温差や湿度の変化が大きい場合など、表面の皮がはがれてくる場合があります。保存場所に気をつけながらお使いいただくと、荒い木の表面に艶が出てしっとりと滑らかになります。

原産国 : 日本(北関東、東北)、ドイツ

1946年創業時、ベルト屋からスタートしたRamudaだからできる、雨の日に使う傘なのに革巻きのハンドル。ステッチも型押しも、職人がひとつずつ丁寧に縫い上げて仕上げています。

防水の革を使用しているため、雨の中でも安心してお使いいただけます。握りがしっかりして滑りにくく、実はとても機能的です。

特筆すべきは、メッシュのハンドル。
ハンドルに合わせて革を手作業で編み上げる非常に繊細な技術が必要とされる技法で作られています。残念ながら、技術を持つ職人がもうおらず、弊社で保存しているものが最後となります。大変貴重なハンドルですので、ご興味がある方はどうぞお問い合わせくださいませ。

スムース

ワニ型押し

メッシュ

原産国 : 北米、カナダ